1958-02-06 第28回国会 参議院 運輸委員会 第3号
それから、先ほど松岡委員が言われたのでもう尽きておるのでありますが、こういう最高級車両がこういうことに使われておる、このこと自体がもう国鉄精神というか、何か麻痺し切っておるんじゃないかというようなことで、表現がきつくなっているかもしれませんけれども、こういうことが平然と行われておること自体にもう極度の私は麻痺があるんじゃないかと思う。
それから、先ほど松岡委員が言われたのでもう尽きておるのでありますが、こういう最高級車両がこういうことに使われておる、このこと自体がもう国鉄精神というか、何か麻痺し切っておるんじゃないかというようなことで、表現がきつくなっているかもしれませんけれども、こういうことが平然と行われておること自体にもう極度の私は麻痺があるんじゃないかと思う。
ただ、今回のような高級車両をわざわざ回送して使うというようなことは、私過去においてもなかったと思うのでございますが、それを今お話のように、従来の惰性がさらにちょっと出過ぎて、こういうことを考えるに至ったというようなふうになったかという点については、私ども全面的にそうでないと申し上げるだけのことができないので、大へん申しわけないと思います。
では何故かかる変更を必要としたか、当局の説明によれば、予算編成当時は、一般乘客用車両はほぼ復興の域に達したので、高級車両に重点をおいたが、その後朝鮮事変の勃発等、経済事情の急変に伴い、一般乘客も相当増加傾向になつたので、かく当初の予定を変更して、三等車の新造をなしたとのことである。
観光事業の振興と言いますけれども、その具体的内容は何かと言えば、いわく、ホテル事業等、宿泊設備の整備、一等車や展望車など、高級車両の建設、交通機関の整備、あるいは通訳やダンサーなど接客要員の養成、外人向きのダンスホールや高級娯楽場の建設、国立公園や観光施設、観光道路の建設整備等が中心であろうと思うのであります。